クロス式ベルトの ”もったいない!” 使い方4選

今回はクロス式ベルトの「こんな使い方・セッティングはもったいない!」という使用例を4つ紹介させて頂きます。

クロス式ベルトはお子様の姿勢保持にとても役立てるベルトになっていますが、誤った方法で使用するとその効果を十分に発揮できない場合があります。

クロス式ベルトの効果については別の記事で説明しています。
そちらをご覧いただいてから今回の記事をご覧いただくとより分かりやすいかと思います。

1、 クロスの位置が高すぎる
ベルトをクロスする位置が高すぎると十分な体幹保持ができない可能性があります。
お子様がずっこけ座りになっていたり、クロス式ベルトのセッティングやサイズがあっていない場合、ベルトをクロスする位置が高くなり首回りがとても窮屈になりますので、十分注意していただきたいポイントです。
クロス式ベルトは特徴的な形状のベルトを、体でクロスすることで体幹のサポートをします。
クロスする位置は「おへその辺り」を目安にセッティングしてください。

2、緩すぎて体幹が支えられていない
シートカバーのお洗濯などでベルトを外し、付け直す際にベルトを十分に引ききれず、ゆるく設定される場合があります。
ベルトを緩く設定すると姿勢のサポートが十分に行えず、体が左右に傾いてしまう可能性があります。
クロス式ベルトはお子様の身体にしっかりと沿わせることでその効果を発揮します。
クロス式ベルトをピッタリと身体に沿わせてセッティングすると「暑そう」だったり「苦しそう」と言われることが多いです。皆様のお気持ちはとてもよくわかります…!
実際にお家で使用される場合は、しっかりと良い姿勢を取って欲しい時にはピッタリセッティング、そうでないときは緩めにセッティング、というように”使い分け”を推奨しています。

3、サイズが合っていない
長年クロス式ベルトを愛用してくださっている方や成長が著しい時期のお子様で見かけるのが、サイズの合っていないクロス式ベルトを使用しているケースです。
サイズの大きすぎるクロス式ベルトはベルトを身体に沿わせることができません。
ベルトと身体の間に空間ができてしまい、体幹のサポートが十分に行えません。
また、サイズが小さすぎるクロス式ベルトでは体幹に、ベルトではなくストラップ部分がかかりサポートがしっかり行えない場合があります。
ベルトだけの修理申請・交換も行えますので、特別な事情がない限り適正サイズのクロス式ベルトを使用することをお勧めします。

4、クロスできていない
クロス式ベルトは他にない形状のベルトなので、ベルトをクロスしないで使用される場合もありますが、それでは身体を支えることができません。
クロス式ベルトはその名の通り、クロスしてお子様の体幹を支えるベルトです。
しっかりとクロスして胸郭を持ち上げるようにセッティングしてください。

もったいない使い方を4つ紹介いたしました。
動画では実際にもったいないセッティングを動画や画像で紹介していますので、ぜひご覧ください。
「最近うまく座れていないな」と思ったら一度クロス式ベルトのつけ方を確認してみてください!
うまくセッティングできない場合は動画で確認していただくか、お問い合わせください。
※お子様の身体状況によっては敢えてセッティングを変更している場合もございますので担当のセラピスト、販売業者様にご確認お願いいたします。


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